小学5年生にして不登校になる③
不登校になると、本当にやることがない。
完全に引きこもりになる。
1日のほとんどはテレビを観て過ごした。
そんな生活を1ヶ月ほどしていたんだけど、
ある日の朝に 突然部屋に入ってきた父に 『なんで学校に行かないんだ!!!!!』 って怒鳴られたことがあった。
その勢いに負けじと私も『おめえのせいだよ!!!』 と言い放つ。
別に父のせいで不登校になったわけじゃないんだけどね。
分かろうとしてくれない、分かってくれないことが とても悲しかったのね、この頃は。
ここから私の反抗期は長く続いていくんですよね。
不登校自体は半年で終わったんだけど とにかく辛い日々だった。
不登校ってイメージの通り楽しくない。
そもそも私は家にいること自体もストレスだった。
小学5年生にして不登校になる②
今にして思えばそんなことで学校に行かなくなる私は軟弱者だ。
だけどその時の私は酷く絶望していた。
そもそも私が学校に行かない選択が出来たのには理由がある。
私の4歳年上の兄が不登校だったから、 それが身近なことであったからだ。
確か兄は中1の頃には既にほぼ不登校だった。
兄は心に何か問題を抱えていた。
兄に関してはまた別に詳しく書いていこうと思う。
まあ、こうして子供二人が同時に不登校になってしまったので
両親、特に母親には相当辛い思いさせた。
ひとりで声を殺して泣いてる姿を見たときは
本当に申し訳ないと思った。
だけどその頃の私は 自分の辛いことしか考えられなかったし 周りを思いやる余裕もなかった。
家族みんなが精一杯になってしまったのがこの時期。
小学5年生にして不登校になる①
まずは私の原点となる小学時代について。
小5の夏休み明け、1週間ほど通った後に
私は不登校になりました。
きっかけは些細なことです。
小5になってからの新しい担任教師は エコヒイキが酷いことで有名な先生でした。
私はあまり愛想がいいタイプでもなく、 見事嫌われることになる。
無意味に辛くあたったり、理不尽に怒ったりされるわけです。
それでも特に気に病むことはなく登校していたのですが、
夏休み明けの席替えに伴う班長決めのときにそれは起こりました。
新しい班になり、まずは誰がどの役割を担うか?を話し合って決めることになります。
当然、面倒なことは誰もやりたがらないので 班長をどうするかでかなり揉めました。
私は、そんなに皆がやりたくないのなら やってもいいよ~という軽い気持ちで班長に名乗りをあげた。
そうやって決まった各班の班長がそれぞれ起立することになっていたので、私も同じように起立すると
担任教師がかなり怒った様子で
『なぜあなたが班長をするの?』
と言う。
私としては、 皆がやりたくなくても誰かがやらなければならないなら、 本意ではないが自分がそれを担ってもいいと思ったからだ、と小学生の拙い言葉で伝えた。
それでも担任は気に食わないのか
『あなたが班長をするのはおかしい』
というようなことを延々とクラスの皆の前で私をけなしていた。
私は立ったままそれを聞いているしかできなかった。
なぜ班長に名乗り出ただけでこんなに言われなければいけないのか、 うんざりしてしまった。
そんな超些細なことがきっかけとなり
翌日、なんとなく学校行く気にならなかった。
私の不登校生活の始まりです。